テレビ大阪「天神祭」中継が過去最高視聴率 ヘリからの迫力映像が奏功か
テレビ大阪が25日に放送した「天神祭生中継2018 浪花の夜に響け!!平成最後の音絵巻」の視聴率が、37年間の放送で歴代最高視聴率となる平均8・1%を記録したことが26日、分かった。前年の6・8%から大きくアップし、テレビ離れが指摘される2000年代では驚異の伸び。瞬間最高は午後8時31分、花火映像放送時の11・0%だった。
午後6時55分から約2時間にわたる放送で、大迫力の花火やヘリからの臨場感ある映像など、美しい祭り風景で番組を彩った。司会は15年連続となるタレント・西川きよしと、6年連続8度目のハイヒール リンゴ・モモコで、関西人の心に寄り添う安定のトークを披露した。
同局制作部・羽柴康晴プロデューサーは「ここ数年のさまざまなチャレンジ(移動中継や生中継ヘリコプター映像、昨年度放送した淀川花火大会など)で成功した部分を複合的に組み合わせて構成できた事がよかった。特に生中継でのヘリコプター映像の迫力・美しさが強かった。この日しか見られない中継映像をしっかりと見せた事や、祭りに合う名曲と花火など、この日しか見られないコラボで希少感を出せた事などが受け入れられたのではないか」と分析した。
2位は1998年の8・0%(司会・月亭八方、大桃美代子、千歳屋俊幸)、3位は93年の7・6%(司会・立原啓裕、春藤睦)となっている。
(視聴率は関西地区、ビデオリサーチ日報調べ)
