同性パートナー公表の勝間和代氏、LGBT「生産性なし」議員容認の自民党に「失望」

 経済評論家の勝間和代氏が25日、ツイッターとブログを更新し、LGBTについて、生産性が低いので支援の必要はないなどという持論を新潮45に寄稿した自民党の杉田水脈氏に対し、自民党が何も処分を下さないことに「このような発言を個人の見解として容認する自民党に大変な失望感を覚える」と非難した。勝間氏は5月に同性のパートナーとの交際を公表している。

 勝間氏はブログで杉田氏の寄稿についてはすでに各方面から非難や異議が殺到していることから「この寄稿自体は論外であり、すでにさまざまな論者が何が問題かをしっかり指摘しているので」と論文自体には詳細に言及していない。

 それよりも勝間氏が問題だと感じたのが自民党の対応だ。「このような誤った論調を助長しかねない論考に対し、政権与党であり、LGBTの理解促進法を作ろうとしている自民党がなぜ容認するのか」と指摘。

 杉田議員はツイッターで自民党先輩議員から「間違ったこと言ってないんだから、胸張ってればいいよ」「杉田さんはそのままでいいからね」など声をかけられていることをつぶやいている(現在は削除)が、勝間氏はそのツイートのスクリーンショットを添付し「もしこのことが真実なら、自民党はLGBTの理解促進についてまったく当事者の気持ちを理解していないことになりますし、真実でないのなら、真実でないと否定し、杉田氏を何らかの形で処分すべきでしょう」と持論を述べた。

 自民党の二階俊博幹事長は、24日の会見で「人はそれぞれ。政治的立場はもとより人生観もいろいろある」とコメントし、具体的な処分は下さない方針を示しているが、勝間氏は「このような発言を個人の見解として容認する自民党に大変な失望感を覚えています」と訴えていた。

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