NHK 実況アナの「半端ない」発言の真意を説明「称える意図」

 後半、大迫(左から3人目)がヘディングでゴールを決める(撮影・堀内翔)
コロンビア戦の試合会場で、日本サポーターが掲げた「大迫半端ないって」と書かれた応援幕=19日、サランスク(共同)
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 NHKは19日に放送した日本対コロンビア戦での大迫選手の決勝弾を「半端ないヘディングシュート」と伝えた鳥海貴樹アナウンサー(49)の実況の意図を説明した。この日、都内の同局で行われた放送総局長会見では、「半端ない」は放送用語として適当か?という質問があり、木田幸紀放送総局長が「普通は『半端じゃない』というのかな」とホットワードについて触れていた。

 これを受けて同局広報局は、会見後に報道各社にむけて改めて書面で補足説明。「大迫選手に対する『半端ない』という言葉は、大迫選手のパフォーマンスの秀逸さや、優れたテクニックを称える表現として、サッカーファンの間では定着しています。大迫選手が、ヘディングでゴールを決めた後、客席でサポーターが『大迫半端ない』という旗を掲げた様子が映像で紹介されたのにあわせて、そのプレー技術の高さ、パフォーマンスのすばらしさを称える意図でコメントしました」と回答。アナウンサーとしては異例の「半端ない」発言も、明るい話題だけに柔軟に対応した。

 鳥海アナの実況について、木田総局長は会見の中で「ベテランアナウンサーのしっかりした実況。スタジアムとテレビの前、ディスプレイの前の皆さんと一体化する素晴らしい中継だったのではないか」と評価していた。

 鳥海アナは今年2月、平昌五輪のフィギュア男子・羽生結弦のフリー演技を「羽生が王者でした」「異次元の強さです」などと表現。ネット上で拡散されるなど、話題を集めた。14年のソチ五輪でもフィギュア女子フリーで浅田真央が演技を終えた瞬間に「これが浅田真央です。なんというすごい、スケーターでしょう」と感動を伝えていた。

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