福地桃子 哀川翔の次女が“女優開花” バラエティーの経験「生かしていけたら」

 俳優・哀川翔(57)の次女で女優の福地桃子(20)が、2019年前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」(総合、月~土、前8・00)でヒロインの親友役に抜てきされた。レギュラー出演中のTBS系ドラマ「あなたには帰る家がある」(金曜、後10・00)から7月期の同枠「チア☆ダン」へのリレーも決まり、来年には初主演を含む出演映画が2本待機。女優を目指し、憧れの新垣結衣(30)と同じ事務所の門をたたいた哀川家の末っ子が“最恐遺伝子”を開花させている。

 記念すべき100作目の朝ドラで、ブレークの登竜門となっているヒロインの親友役に選ばれた。「べっぴんさん」「わろてんか」「半分、青い。」に続く4回目のオーディションを実らせ、福地は「朝ドラは目標でもあったので、後悔だけはしないようにオーディションに臨みました」とハニかんだ。

 高度経済成長期にアニメーターを目指して上京するヒロインの成長物語。福地は、主演の広瀬すず(19)と一つ屋根の下で姉妹のように育つ、酪農一家の娘を演じる。

 吉報は父に報告していないが、母を介して伝わったという。「反応ですか?特にないです」と父から祝福の言葉がないのは、独り立ちした証し。「チア☆ダン」と掛け持ちでの撮影だ。

 ガッキーに憧れ、現在の事務所に所属したのが約2年前。女優業が軌道に乗ってきた。これまで父と共演するなどバラエティー出演が多かったが「全部の経験を生かしていけたら。何も無駄じゃないぞ、と思っています」と血肉に変え、晴れて独り立ちのときを迎える。

 現在は、カレー店の看板娘を演じるドラマ「あなたには帰る家がある」に出演中。主演の中谷美紀(42)から現場での立ち居振る舞いを勉強する日々だ。

 「中谷さんは『本番になると緊張しちゃうんだよね~』とおっしゃられたり、やりやすい環境を作ってくださる。感動しちゃいました。めちゃくちゃ学んでます」

 来年には初主演映画「あまのがわ」と、1000人のオーディションで主要キャストに選ばれた映画「あの日のオルガン」が待機。「あの日-」では「ひよっこ」の佐久間由衣(23)、「わろてんか」の堀田真由(20)ら、年齢の近い朝ドラ経験者と共演した。

 「大変だからこそ『(共演者が)本当の家族のようになる特別な作品だよね』と話を聞いて、どんどん自分の中で朝ドラのイメージが広がりました。携わらせていただくからには、いろんなものを吸収したいと思います」

 お父さんに朝ドラを見てもらわないとですね、と水を向けると「どちらでもいいです」と屈託なく笑った。

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