おじゃる丸声優、18年後の告発に売名の声も真っ向否定「返り咲きたいのではない」

 声優の小西寛子が13日、フジテレビ系「バイキング」で、NHK側からパワハラまがいの言葉を受け、その後人気アニメ「おじゃる丸」を降板となったことに言及。騒動から18年経過していることから、一部で売名行為と言われていることに「別に返り咲きたいというのはない」と否定した。

 番組では、小西がツイッターでおじゃる丸降板に関してNHK側を糾弾している問題を特集。小西側は2000年頃に番組収録として録音した声が、番組ではなく音声商品に流用されたことに抗議。するとNHKではなく、番組制作に関わる関連会社から突然番組降板を通知する書面が届いたことなどを明かしている。小西もツイッターでプロデューサーから「生意気だ」「言うことを聞かないとアニメ業界で仕事できなくしてやる」などの暴言を浴びたとしている。

 番組ではこの騒動についてNHK側に取材し、音声の無断使用は「なかったと聞いている」、パワハラまがいの発言についても「していないと、担当者は話している」との回答を得たと報じた。

 これを聞いた小西はあきれたような笑顔を浮かべ「私は事務所から『生意気ね』という感情的な言葉を頂いているので、それはちょっと違う」とNHK側の回答を否定した。

 小西は初代おじゃる丸の声を担当していたが、次シーズン直前に「干してやる」などと言われ、結局次シーズンに呼ばれなかったことから「どうしても腑に落ちない」と降板に今も疑問があるとした。

 今回、騒動から18年経過していることから、一部では売名の声も上がっているが「ないです。別に返り咲きたいというのはないので」とキッパリ否定。今後求めたいことを聞かれると「納得できる説明してもらいたい」とコメント。「わからないことを素直にわからないって聞いたにも関わらず、突然『干す』とか『生意気だ』って、言う通りにしないと…みたいなこと言うのは、良いことではないと思うので、その方に対してちゃんとした結論を付けて頂きたい」と涙ながらに訴えていた。

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