紀州のドン・ファンと呼ばれ、謎の不審死を遂げた酒類販売会社社長の野崎幸助氏の妻の代理人となった弁護士の佐藤大和氏が１１日、フジテレビ系「バイキング」に生出演。改めて、取材が過熱している野崎氏の妻について「自粛とまでは言わないが、慎重な対応をしてほしい」とメディアへ呼びかけた。

　番組では、紀州のドン・ファン不審死について、妻側に動きがあったと報道。この日の午前中に報道各社に届いたＦＡＸを紹介した。そのＦＡＸには加熱する妻や親族への取材についての自粛を求めるもので、妻の代理人名に佐藤弁護士の名前が記されていた。

　これを受け、佐藤弁護士は番組で生説明。「狙ってるわけではないが、本人から問い合わせがあった。本人とも何回かお会いしましたが、かなり疲弊されてました。特にご家族、関係者に迷惑をかけてしまったと」と、妻からの要請で代理人となったことや、今の妻の様子などを明かした。

　ＦＡＸには「直接的間接的を問わず、本人、また本人の家族、親族、関係者に対する取材は控えて頂きますよう」と記されているが、「自粛とまではいかないが、慎重な対応してほしい」「注目浴びているニュースなので、ニュースとして取り上げるのはよく分かる。ただ、加熱した報道は自粛してほしい」と呼びかけた。

　一方、妻側にも直撃取材に対し、誤解を与えかねない行動もあったことから、キャシー中島から「こうしたら誤解されないって教えてあげたら？」と言われると、「年齢的にも若い。どこかに心を持っていかないと維持できない」と、スマホをいじる、音楽を聴くなどの行為について説明し「依頼を受けまして、ちゃんとお伝えしました。アドバイスしました」とも話していた。