安藤サクラ 「万引き家族」の仲間を「納豆ごはんみたいな感じ」と例える
「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞した「万引き家族」の公開記念舞台あいさつが9日、都内で行われ、是枝裕和監督(56)、ダブル主演で夫婦を演じたリリー・フランキー(54)、安藤サクラ(32)らが登壇した。
樹木希林(75)演じるおばあちゃんの年金を頼りに、子供に万引きをさせながら暮らす一家のきずなや秘密が描かれる作品。撮影は昨夏の2日間と年末年始を挟んだ今冬の1カ月半で行われた。
安藤は「この家族と過ごした時間は短くて穏やかなのに、ところどころとんでもない興奮と爆発が起こる。感覚がおかしくなりそう。監督はこんなにすごいのに、ここにいる(キャストの)皆さんもすごい方なのに、納豆ごはんみたいな感じ」と心地よさを表現した。
また、是枝監督に手を引かれ、つえをつきながら登場した樹木は「カンヌは全世界の映画関係者が来ていて、みんな目指してるのがパルムドール。あんな寒くて、正月もない中、呼ばれて、夏のシーンを撮るって。でも、ひょいと(最高賞を)取れるのは偶然じゃない。河瀬直美(監督)さんから電話がかかってきて、長い間、是枝さんがためてたものがいいキャスティングで花開いたと言っていた」と是枝監督をたたえた。