宝塚専科・轟悠、代表作「凱旋門」18年ぶり再演 当時の自分にダメ出し

 宝塚歌劇団専科スターの轟悠主演で、18年ぶりの再演となる雪組公演「凱旋門」が8日、兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた。

 同作は文豪エリッヒ・マリア・レマルクの小説を、柴田侑宏脚本、謝珠栄演出・振付で2000年に世界初ミュージカル化した作品。主演を務めた轟が文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞した。轟は「18年という年月が経って再演というのは、驚きと喜びがあります。素晴らしい作品に出会い、誇り」と笑顔を見せた。今回の稽古を前に、初演の映像を見たが「もう自分にダメ出しばかり。『なんでここで息をするんだ』『そこで立ち止まっちゃダメ』とか」と苦笑い。「初演と比べられるのはつらい。でも、乗り越えられない壁はないと思っています。当時にはなかった感覚が、今の自分にはある」と自信をのぞかせた。

 また雪組トップの望海風斗は轟演じるラヴィックの友人ボリス役で出演。轟を「男役なら誰もが追いかける方」と称え、一歩も引かぬ丁々発止のやり取りを見せた。

 併演はショー・パッショナブル「Gato Bonito!!」。宝塚大劇場は7月9日まで、東京宝塚劇場では7月27日~9月2日。

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