「くいだおれ太郎」の太鼓業者が事業停止

 大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」の太鼓を作ったドラム製造のサカエリズム楽器(大阪市)が経営難から事業を停止し、債務整理の手続きに入っていたことが22日分かった。事実上経営破綻した状態にあり、債務の調査終了後に今後の方針を決める。

 帝国データバンクなどによると、サカエリズムは1925年創業。主力のドラムは国内外のミュージシャンからの評価も高く、海外では米国のジミー・チェンバレン、国内ではシシド・カフカらが使用していた。

 取引先だった大手楽器メーカーのヤマハが自社生産に切り替えたことや、オリジナルブランドの販売が伸び悩んだことから、88年9月期に約14億6千万円あった売上高は2016年9月期には約3億1300万円まで落ち込んだ。

 負債額は16年9月末時点で約7億7200万円だが、大きく変動している可能性もある。

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