５日に放送されたＮＨＫ　ＢＳプレミアム「全ガンダム大投票」の「ガンダムソングス」部門で１、３位を占めた歌手の森口博子が８日、公式ブログを更新し、１位の楽曲と３位の楽曲を発表する間に、所属事務所からリストラ宣告されていたことを明かしている。

　番組では「アニメ作品」、「モビルスーツ」、「キャラクター」、「ガンダムソングス（歌）」の４項目で３月２日から４月２０日までファン投票を受け付け、１７４万２８０の投票があった。

　「ガンダムソングス」部門では、「機動戦士Ｚガンダム」の後期主題歌となった森口のデビューシングル「水の星へ愛をこめて」（１９８５年）が１位、「機動戦士ガンダムＦ９１」の主題歌となった同じく森口の「ＥＴＥＲＮＡＬ　ＷＩＮＤ～ほほえみは光る風の中～」（９１年）が３位に選ばれた。

　森口は「（Ｚ）ガンダムの後、堀越学園に通っていた時、『あの子は、才能がないから九州に返した方がいい』と卒業間近に事務所からリストラ宣告を受けました」と告白。

　「歌い続けたかったので『どんな仕事でも頑張るから返さないで下さい』と泣きながらお願いしてバラエティーの仕事をやらせて頂きました」と、バラドルとして成功した裏事情を打ち明けた。

　その後、「ＥＴＥＲＮＡＬ　ＷＩＮＤ」に出会い、オリコン９位のヒットを記録。ＮＨＫ紅白歌合戦にも出場するなど、歌手としての地位を確立した。

　森口は「私たちが住んでいる水の星へ愛をこめて歌い続けます」と結んでいる。