中村七之助、珍しい立役に「女形なのに…男っぽく演じないといけないのかな」

「切られの与三」に出演する(前列左から)中村扇雀、中村梅枝、中村七之助、演出の串田和美氏、(後列左から)中村萬太郎、片岡亀蔵、笹野高史=東京・Bunkamuraシアターコクーン
「切られの与三」に出演する(前列左から)中村扇雀、中村梅枝、中村七之助、演出の串田和美氏、(後列左から)中村萬太郎、片岡亀蔵、笹野高史=東京・Bunkamuraシアターコクーン
「切られの与三」に出演する(前列左から)中村扇雀、中村梅枝、中村七之助、演出の串田和美氏、(後列左から)中村萬太郎、片岡亀蔵、笹野高史=東京・Bunkamuraシアターコクーン
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 歌舞伎俳優の中村七之助(34)が8日、都内で行われた渋谷・コクーン歌舞伎第十六弾「切られの与三」(9日初日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)の公開稽古に参加した。

 七之助演じる与三郎が、中村梅枝(30)演じるお富と奇遇な出会いを繰り返す物語。女形が多い七之助は「昔は立役(男役)が多かったけど、今になって与三郎をやるとは。お尻まで白くするとは思わなかった。お尻まで塗って、Tバックをはく。Tバックをはいてる自分を見て、女形なのになあと…」と苦笑いした。

 女形の方がやりやすいといい、「(慣れているから)無駄なことを考えなくていい。どうやって立ったらいいかとか。男っぽく演じないといけないのかなとか」と告白。笹野高史(69)から「宝塚の人じゃないんだから」とツッコまれた。

 また、梅枝について聞かれると「改めて女形の大切さがわかった。歌舞伎にとって貴重な存在で、素晴らしい演出と感じる」と話していた。

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