松本穂香、日9「この世界の-」でヒロイン…3千人オーディションで抜擢

 女優・松本穂香(21)が7月スタートのTBS日曜劇場「この世界の片隅に」(後9・00)でヒロイン・すずを務めることが4日、分かった。このほど、神奈川県内で行われた会見で発表された。太平洋戦争中に広島県の江波から呉に嫁いだすずが、嫁ぎ先の北條家で暮らす日々が描かれ、松坂桃李(29)が夫・周作を演じる。原作は累計120万部を突破した、こうの史代氏の同名漫画で、映画化もされた。

 昨夏に3000人のオーディションから選ばれた松本は、ゴールデン帯の連続ドラマでのヒロイン役は初。「(決まったときは)うれしいよりポカーンという感じだった。でも、オーディションのときから、『すずさんのことをもっと知りたい』『すずさんをやるんだ』という気持ちで受けていた」と回想。決定後は、すず同様に私生活から下駄を履くなど、気合をみなぎらせている。

 松本は初共演の松坂について「周作さんにしか見えない。(自身が決まった後)周作さんの役は誰がやるんだろうと思って、松坂さんが合うとお母さんと話していた」と明かし、松坂は「(松本は)すずのイメージにぴったり。キャスティングしていただいてありがとうございます」と笑顔で返した。

 2人は方言にも挑戦。「広島弁はかわいい」と印象を口にした松本は「ほぉじゃけえ」などと連発するという。1年前に撮影した映画「孤狼の血」(12日公開)でも呉弁を駆使した松坂は「僕は神奈川出身で方言は最初、ハードルに感じる。そこと向き合っていくうちに、方言が味方になる瞬間がある。心強くなって、お芝居を助けてくれる。呉の皆さんにちゃんとしゃべっとるなと思われるようやっていきたい」と力を込めた。

 ドラマでは舞台となる1944年ごろの呉市が再現される。このほど、同市に当時から建っていた古民家を神奈川県内のスタジオのオープンセットに移築され、夫婦役の2人が見学した。松本は「オープンセットを初めて見て、『本当に家だ!住める!』って思った」と初々しく話し、松坂も「原作の再現度がすごかった」と感心した。8日にクランクインし、9月まで撮影予定。

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