笑福亭仁智 上方落語協会会長へ…選挙の次点は月亭八方

 上方落語協会の会長候補選挙が26日、大阪市内で行われ、同協会副会長の落語家・笑福亭仁智(65)が次期会長候補に選出された。5月末の理事会・総会を経て、正式に会長に就任する見通しとなった。

 この日は同協会の臨時総会が行われ、会長候補選挙は260人の協会員の互選により実施された。上方落語協会は、詳細について「非公開」としたが、出席者によると選挙は穏やかな雰囲気で行われたといい、仁智が最多得票を獲得した。次点は月亭八方(70)だった。

 仁智は、文枝が退任の意向を表明した当初から若手を中心に待望論が上がっており、仁智を知る関係者は「目上の人には気配りができて、面倒見も良い。人望も厚く勉強熱心」と話した。

 現会長の文枝は仕事のため欠席したが、同協会副会長の仁智のほか、桂米団治(59)、桂春団治(69)らも参加した。

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