荻野目洋子 平野ノラ、登美丘高校ダンス部に感謝 再ブレーク後初のワンマンライブ

 
 「ダンシング・ヒーロー」を歌い、軽快なステップを見せる荻野目洋子=都内
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 歌手の荻野目洋子(49)が21日、東京・竹芝のニューピアホールで、再ブレーク後初のワンマンライブを行った。

 約1年ぶりのライブでは人気再燃のきっかけになったロングセラー曲「ダンシング・ヒーロー」(85年)を2度歌い、往年&若者ファン800人が熱狂。再浮上のきっかけとなった大阪府立登美丘高校ダンス部やタレント・平野ノラ(39)、80年代に同曲をコントで使用したお笑いコンビ・とんねるずら全員に感謝の言葉も送った。

 各世代から愛される大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー」に会場が総立ちで揺れた。

 オープニングで披露した同曲を終盤に再投入。歌唱始めには、同曲を出囃子に使う平野ノラの声と小道具“しもしも電話”を使っての架空トークで会場を沸かせた。往年のファンと小さい女の子が入り交じって、おなじみの振付を踊ると、会場はダンスホール状態と化し、荻野目も「最高でした~」と笑顔を弾けさせた。

 84年デビューから2年目で歌った「-ヒーロー」は大ヒット。80~90年代放送の同局系「とんねるずのみなさんのおかげです」ではコント「貧乏家の人々」で取り上げ、東海地方では盆踊りの楽曲として踊り継がれるほどのスタンダードとしての地位を確立していた。

 それでも、今回のリバイバルヒットは、荻野目自身が「寝耳に水」と驚くはじけ方を見せた。登美丘高ダンス部が昨夏、準優勝した日本高校ダンス部選手権で同曲を使った“バブリーダンス”を動画にアップし火が付いた。その勢いで、「第59回日本レコード大賞」「第32回日本ゴールドディスク大賞」特別賞を獲得した。

 01年にテニス選手だった同級生の辻野隆三氏(49)と結婚し、3人の女児を産んでから活動をセーブしてきたママが、再びひのき舞台に上がった。

 この日のステージで自らくす玉を割り祝福した荻野目は「六本木純情派」「コーヒー・ルンバ」などヒット曲連発の22曲を熱唱。「人生わからないもの。ダンシング・ヒーローはみんなのもの。誰に会っても感謝したい。男女年代問わず、ありがとうを伝えたい」と今後もダンシングし続けることを誓った。

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