池上彰氏、有働アナに激辛エール「簡単にジャーナリストを自称してほしくない」
ジャーナリストの池上彰氏(67)が6日、都内で行われたテレビ東京の新番組「池上彰の現代史を歩く」(8日スタート)の記者会見で、NHKを3月いっぱいで退職した後輩の有働由美子アナウンサー(49)に「そんなに簡単にジャーナリストを自称してほしくない」と、激辛エールを送った。
会見には案内人の池上氏、助手の相内優香アナ(32)、ナレーターで池上氏とはNHKの同期であるフリーの宮本隆治アナ(67)が出席。
宮本氏は有働アナを「アナウンサーのデパートだと思います。色んなアナウンサーの技量を発揮できる。彼女も引き出しを多く持っていて、すごいのは硬軟使い分けられること」などと絶賛。「いずれは(池上氏と)3人でやりたい」と熱望し、「IUM、感じで書くと意有夢」と、それぞれの頭文字から取ったユニット名まで披露した。
もっとも、池上氏は「勝手に彼が夢想している」と冷ややか。有働アナが退職後もNHKに出演することを「NHKが大きく変わったんだなと思います。変わるきっかけとして、有働さんがNHKの中でこれまでのアナウンサーにない幅を広げる色んなことをやった。それが認められたことなんだと思いますね」と、有働アナがNHKにもたらした変化だと高く評価したが、有働アナが退職のあいさつに記していた「今後、有働由美子というジャーナリストとして」という言葉には“待った”。
宮本アナが「女池上彰を目指しているんじゃないか」と指摘すると、池上氏は「ジャーナリストとしては、そんなに簡単にジャーナリストを自称してほしくないなと受け止めました」と激辛エール。有働アナのさらなる精進を求めているようだった。