NMB市川美織、卒コンでもナゾ設定撤回せず「レモンになる夢」…芸能活動続行

卒業コンサートを行ったNMB48の市川美織=大阪・オリックス劇場 (C)NMB48
卒業コンサートを行ったNMB48の市川美織=大阪・オリックス劇場 (C)NMB48
卒業コンサートを行ったNMB48の市川美織(左)、右は山本彩=大阪・オリックス劇場 (C)NMB48
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 NMB48・市川美織(24)の卒業コンサートが3日、大阪・オリックス劇場で開催された。2010年にAKB48入りし、「フレッシュレモンになりたいの」の不思議フレーズと、やや無理ある設定を貫き通したアイドル人生の集大成。2時間半、全27曲を完走した市川はファンに感謝し「私は一歩前に進みます」と惜別。しかし「レモンになる夢を見つめ直します」と頑なにナゾ設定を崩さず笑わせた。

 冒頭から「今日は皆さんの内に秘めてるレモン汁(汗)をぶつけ合って、グシャーして!」と呼びかけ、盛り上げた。楽曲「檸檬の年頃」のソロ歌唱、同い年の山本彩(24)と初めて一緒に歌った思い出の「抱きしめちゃいけない」をはじめ、全27曲出ずっぱり。メンバーから卒業を「完熟レモン」と祝福されても「フレッシュです」と反論して笑わせた。

 AKB48グループの中でも独特の存在感を放ち、13年からNMB48と兼任、14年からNMB48専属。NMB48では若手から「レモンババア」とイジられ、愛された。

 ラストの挨拶では「8年間、浮き沈みの激しいアイドル人生でしたが、ここまで走ってこられたのは皆さんのおかげです」と感謝。「一時はレモンがしおれかけて、何を言ってもシーンとなって、自信を失いかけたこともありました」と告白し「ここまで成長できたのは、支えて応援していただいた皆さんのおかげです」と頭をさげた。「レモン汁(涙)が出そう」と言いながらも笑顔で完走。

 卒業後も芸能活動を継続し、本当になりたいのは「女優」との疑惑ネタもあるが、小倉優子の「こりん星」ばりの撤回はなく、「私は一歩前に踏み出していきます。もう1度、レモンになる夢を見つめ直します」と譲らず。

 16日には故郷埼玉でも卒業公演を行う。

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