最年少棋士の藤井聡太六段(15)が28日、大阪市の関西将棋会館で行われた王将戦一次予選で、井上慶太九段(54)との対局を開始した。藤井六段の今年度最後の対局で、中学生として迎える最後の公式戦となる。
藤井六段は、8日に行われた師匠・杉本昌隆七段(49)との対局に勝利し、この日の井上九段戦に進出した。藤井六段は後手となり、いつも通りお茶に口をつけてから、落ち着いた様子で飛車先の歩を突いた。
藤井六段は今年度の「対局数」など主要記録で4冠となることが確実。現在、16連勝しており、連勝記録をどこまで伸ばすかも注目される。持ち時間は各3時間で、夕方には決着する見通し。