小林克也が喜寿 「ベストヒットUSA」で特別版 佐野元春と鮎川誠祝福

 DJでタレントの小林克也が77歳の誕生日の前日となった26日、都内で、BS朝日の音楽番組「ベストヒットUSA」(水曜、後11・30)の収録に参加し、喜寿を祝福された。同番組は1981年のスタート当初から一貫して小林が司会を務め、洋楽ブームをけん引してきた。37年間続いている“長寿”の秘けつを、「紹介する音楽のおかげです」と誇らしげに明かした。

 鮮やかな花と「77」をかたどったバルーンで飾られたスタジオ。“記念日”とあって、小林は珍しくネクタイ姿でマイク前に座った。収録した28日分は「喜寿スペシャル」と題した1時間の拡大放送。親交のある佐野元春(62)と鮎川誠(69)が祝福に駆けつけた。

 アーティストの歴史を紹介するかつての名物コーナー「タイムマシン」が復活。ジェームズ・ブラウン、イギー・ポップ、シンディ・ローパーらビッグネームとのやりとりを振り返った。小林は「ゲストに迎えるとイメージが全然違ったりするんですよ。だいたい人間として好きになりますね。イギー・ポップはロクなことをやらない人だけど、話し方はサラリーマンのようで…」。小林の人柄と番組を信頼し、出演を希望するアーティストは多い。

 37年前に出演オファーが届いたときには、ラジオやCMの仕事が順調で、テレビは拘束時間が長いことから、辞退するつもりだったという。マネジャーを務める夫人の判断で受諾したといい、「分かれ道になりました」と苦笑。40歳のときにスタートし、半年ほどで終わると考えていた番組だが、77歳まで続けてこられた。

 2006年に胃がん、12年に前立腺がんを克服して以降も、必要以上に体調管理をすることはないというが、持ち前の美声とキレのいい英語は健在。「定年がないのでこんなに長くやってしまいました。10年前とは感じ方が違うし、毎回新しい気分でやっていきます」。エンディングの決めセリフ「See You Next Week!!」を、まだまだ叫び続ける。

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