「みなさん」石橋&木梨 感無量の表情で頭下げ「バーイ」で終了
30年にわたり続いたフジテレビの人気バラエティー「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜、後9・00)が22日、最終回を迎えた。長寿番組としては異例の特番ではなく、通常枠(1時間)での放送となった。ラストを感じさせる特別な演出はなく、とんねるずらしいおしゃれでさりげない最終回。最後に2人が歌った際には、歌詞を一部変えてフジへのエールを真剣な表情で訴える場面もあり、フジへの愛情が“らしく”伝わる内容だった。
前身番組から数えて1340回目の放送となった最終回は、「さいごのうたばん」と称し、番組の歌の歴史を振り返る内容。冒頭では、スタッフで結成され、1998年から2001年まで活動した「野猿」のメンバーが集結。石橋貴明は「久しぶりですね~」と感慨深げな表情を見せた。
ゲストの松田聖子と「うたばん」コーナーを終えると、とんねるずがスタジオで「情けねえ」を熱唱。歌詞を一部変えて、「フジテレビを」「おちょくるなよ」と真剣な表情で訴えるように発した。最後は石橋が「ありがとう…」と口を動かし、木梨も「サンキュー」とともに音声は出ていなかったが、口元が動いた。
2人とも感無量の表情で、演奏が終わると、石橋が「みなさんのおかげでしたは、きょうでこれまで」と声を震わせて語り、木梨憲武と一緒に「バーイ!センキュー!」と頭を下げた場面で番組は終了した。