KOBerrieS♪が7年目の東日本大震災被災地訪問

東日本大震災の被災地を訪問したKOBerrieS♪の岡野春香(左端)、大出姫花(同2番目)、森島みなみ(同5番目)、黒谷真琴(右端)=宮城県七ヶ浜町
保存されている「被災ピアノ」を見学したKOBerrieS♪の(左から)岡野春香、森島みなみ、黒谷真琴、大出姫花=宮城県七ヶ浜町
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 神戸発のアイドルグループ・KOBerrieS♪のメンバー4人が11日、東日本大震災発生から丸7年を迎えた被災地の宮城県七ヶ浜町を訪問した。神戸市は1995年に阪神・淡路大震災で被災。KOBerrieS♪はご当地アイドルとして、2016年から毎年、3月11日に東日本大震災の被災地を訪れている。

 七ヶ浜町では、災害に遭いながらも形を残し、修理されて保存されているピアノを見学。キャプテンの岡野春香は(22)は、「実際に被災ピアノを見て、もうダメかもしれないと思ってもいろんな方々が協力しあうことで再生できる、諦めずに希望を持つことの大切さを伝えたいと思います」と話し、神戸でも阪神淡路大震災を風化させないよう語り継ぐ大切さをかみしめていた。

 被災地初訪問となった黒谷真琴(17)は「普通のピアノと一緒のはずなのに、音がすごく優しく聞こえました。震災を生き抜いたピアノだからこそ出せる音もあったと思います」と感銘を受けた様子。森島みなみ(19)は「人の記憶は時間の経過と共に薄れて行くものだからこそ、目に見える記憶としてこのピアノが残されてる意味があると感じました。そして震災を経験していない世代に伝えていく事ができると思いました」と思いを新たにしていた。4人は10日にも、「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」を訪問。神戸から持参した手編みの靴下100足と、家が倒壊し生き埋めとなった人が笛を吹くことで生存が確認出来るライト付きホイッスル50個を届けた。

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