氷川きよし 3・11前に“オールジャパン”でチャリティーコンサート

 東日本大震災は11日、発生から丸7年を迎える。東京・サントリーホールでは10日、復興支援チャリティーコンサート「第6回 全音楽界による音楽会」が開催された。

 氷川きよし(40)、さだまさし(65)、小林幸子(65)、ジョン・健・ヌッツォ(51)ら22組が出演、被災地に温かな歌と心を向けた。チケット代は無料だが観客は1万円以上の義援金を寄付して入場するシステムで、2075万6733円が集まった。11日は全国各地で追悼行事が行われる。

 ジャンルを超えたオールジャパンの歌力を、復興支援に変えた。発起人の作詞家・湯川れい子氏(82)から直接オファーを受け、2度目の出演となった氷川は、「震災に遭われた方への変わらない優しさ、慈愛を感じて、ぜひご協力したいと思いました」と説明。特別アレンジの最新曲「勝負の花道」を、初めてフルオーケストラで歌い上げた。

 “1曲入魂”となったステージに、「オーケストラで歌えるのは歌手にとって大きな喜びで、気持ち良く歌えました」と大満足の笑顔。会場は「世界一美しい響き」がコンセプトのクラシックホールとあって、「お客さまの拍手の音が、天ぷらをからっと揚げたようなパチパチとキレイな音だったので、うれしい気持ちになりました」と感謝した。

 開演前には、湯川氏、作家・林真理子氏(63)、女優・藤真利子(62)らが会場入り口に立ち、募金を呼びかけた。チケット販売ではないことから税金がかからず、“善意の心”は被災地へ全額届く。湯川氏は「出演者も1万円を出してくださって出演していただく希有なコンサート。あの時、両親を亡くされた(生まれたばかりの)お子さんが二十歳になるまで、あと13回やらないと」と誓っていた。

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