春風亭昇太 落語界の“お家騒動”に「あんなのちょこちょこある」
落語家の春風亭昇太(58)が7日、都内で行われた熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ5周年記念「船上のカナリアは陽気な不協和音」制作発表に参加した。豪華客船の中で起こるドラマで、昇太は神の腕を持つ外科医「ヤマイ・カカル」を演じる。
落語家・三遊亭好楽(71)の弟子である三遊亭好の助(35)が、「三代目林家九蔵」の襲名を取りやめ、現在の名前のまま真打ちに昇進することになった“騒動”について聞かれると、「あんなのちょこちょこあること。年がら年中ある。大したことない」と話した。
好楽の3番弟子で5月に真打ちに昇進する好の助は、「林家九蔵」を襲名することを昨年末に発表していたが、9代目・林家正蔵(55)が異議を唱えたことで、取りやめになり、「好の助」のまま真打ちに昇進することを決めたことが明らかになっている。
好楽は8代目・林家正蔵(後の彦六)に入門し、「初代・林家九蔵」を名乗った。今回、弟子の好の助の真打ち昇進を機に、愛着のある前名・九蔵を贈ることを決め、8代目・正蔵の遺族や、一門の兄弟子の林家木久扇の了解を取り付けていたが、2月に入り、9代目・正蔵と正蔵の母・海老名香葉子さんが異議を唱え、熟考の末、襲名を取りやめた。