三遊亭好楽が弟子・好の助の襲名断念明かす 決意の裏には鶴瓶からの助言も

 落語家・三遊亭好楽(71)の弟子である三遊亭好の助(35)が、5月の真打ち昇進の際に予定していた「三代目林家九蔵」の襲名を取りやめ、現在の名前のまま昇進することが3日、分かった。好楽がデイリースポーツの取材に応じ、林家正蔵(55)から「三遊亭さんで林家の名を継ぐのはおかしい」とクレームを受けたことを明かした。親交の深い落語家・笑福亭鶴瓶(66)からの助言も大きかったという。

 好楽は「根岸に行って、おかみさん(海老名香葉子さん)にも話をしたけど、ダメなのよ、と言われた。昇進なのにいちゃもんのついた名前は良くないから、変えないことにしました」と正蔵の母である香葉子さんからも認められない旨を伝えられたことなど、経緯を語った。

 2日前には、鶴瓶から助言を受けたことも告白。「鶴瓶くんがわざわざ電話してきてくれて、『好楽兄さん、ぼくは兄さんの怒ってる顔は見たくありません。鷹揚に笑ってる顔が好きなんです。もめるのはやめましょう。『好の助』って、兄さんの弟子らしくてええ名前やないですか』って言ってくれてね。気に掛けてくれてありがたかったですよ」と感謝の思いを述べた。

 「林家九蔵」は、好楽が八代目林家正蔵に入門直後から17年間名乗っていた名前。師匠の死後、五代目三遊亭円楽の門下に移籍した際に三遊亭好楽と改名した。好楽は「好の助にインパクトのある名前をやりたくて、ずっと暖めていた九蔵をやろうとしたんですけどね…。昇進の時は『三遊亭好の助改め三代目林家九蔵改め三遊亭好の助』にしようかな」と冗談めかして話した。

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