橋本五郎氏、自身の胃がん闘病踏まえ中尾へエール「悲観的にならないで」

 読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が5日、日本テレビ系「スッキリ」で、胃がんを公表したFANTASTICSのパフォーマー・中尾翔太へ、自身の胃がん闘病の体験を元に「悲観的にならないように」とエールを送った。橋本氏は00年に胃がんが見つかり、胃を全摘する手術を受けている。

 番組では、21歳という若さで胃がんとなった中尾について特集。その中で、自身も胃がんを患った橋本氏がコメントを求められた。

 橋本氏は「54歳目前で、噴門部という、胃の上の所に胃がんがありまして」と切り出し「ご飯が通らない、おかしいなと思って検査したら胃がん。ステージ2~3で全部取って。16キロ痩せました。その後腸閉塞も6回やりました」と闘病時を振り返った。

 そんな橋本氏が自身の体験を元に言えることとして「お医者さんを全面的に信頼する。そしてあまり余計なことは考えない。悲観的になるばかり」と気持ちを前向きにすることが大切だと訴えた。

 橋本氏は手術前に「初めて死に直面し、遺書も5通書いた。遺書っていうのは暗くなると怖くて書けなくなる。その時思った」と、自身も後ろ向きになる時期があったことを認めた上で「悲観的になると周りも大変になる。ぜひ、前向きに考え、お医者さんを信頼して手術なりに臨んで欲しいなと」と、病魔に立ち向かう中尾へ、気持ちを前向きにすることの重要性を訴えていた。

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