藤井聡太六段、最年少タイトルは? 勝ち上がれば今秋にも「王座戦」

 最年少棋士の藤井聡太五段(15)が17日、都内で行われた朝日杯将棋オープン戦で羽生善治竜王(47)らを破り、優勝を果たした。公式の一般棋戦を中学生が優勝するのは史上初。最年少優勝記録を更新し、同日付で六段へ昇段した。優勝を決め、会見に臨んだ藤井新六段は「(朝日杯への)初参加での優勝は望外の結果」と喜びを語った。

 藤井六段が最速でタイトル獲得の可能性があるのは、現在進行中の第66期王座戦。藤井六段が二次予選を勝ち抜き、その後の16人による挑戦者決定トーナメントを制すれば、今年9~10月に行われる中村太地王座(29)への挑戦(5番勝負)が実現。奪取すれば、16歳2~3カ月でのタイトル獲得となり、屋敷伸之九段(46)の18歳6カ月を大幅に上回る最年少記録となる。

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