羽生「聖地」神社も首位発進に沸く…尾木ママも来た!「さい銭4枚回転!」
平昌五輪のフィギュアスケート男子SPで羽生結弦選手(23)が首位発進を決めた16日、羽生選手が参拝してファンの間で聖地となっている神戸市東灘区の「弓弦羽(ゆづるは)神社」には午前から多くのファンが必勝祈願に訪れた。「ゆづの大ファン」という尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)も訪れ、競技時間には女性ファンらと境内でネット観戦し、歓声をあげた。
正午すぎに神社を訪れた尾木ママは「いてもたってもいられなくて」。ちょうど夜に大阪で仕事が入っていたため、朝6時起きで東京からやって来たという。
拝殿で手を合わせて祈願し「4回転が成功するよう、おさい銭を4枚、回転して入れました」と笑顔。絵馬に「ケガとたたかうゆづが思い通りのパフォーマンスができますように 尾木ママ」と書き、以前に羽生選手と撮影した写真を貼りつけ、盤石の願掛けを行った。「ケガと戦い、めげずに全力投球する姿に感動をもらっています」。
競技が始まると境内で女性ファンらとタブレットでネット観戦。「この姿が見たかったのよ!」「衣装もゴールドよ!」と声援を送り、完璧な演技に「最高」「もう神がかり」と拍手した。
17日のフリーに向け「自信を持ってフリーに思いのたけをぶつけて。頂点ですね」と期待を込めた。
この日も神社には続々とファンが参拝に訪れ、競技後も翌日に向けて必勝祈願する姿も。絵馬はここ3カ月分で約2500枚が並び、半数以上が羽生選手のケガからの復活と金メダルを願うもの。羽生選手の写真を貼ったり、精巧な似顔絵を描くなど、工夫をこらしたものが多い。
かつて神社近くに住むファンが羽生選手にお守りを送ったことがきっかけで、2010年以降、羽生選手も4回、参拝に訪れている。昨年6月に参拝した際には絵馬に「全力で試合に臨めますように 私が少しでも導きの光となれますように 羽生結弦」と記していた。