有安杏果、ももクロ卒業 22年間の芸能生活、8年間のアイドル生活に幕

 卒業する有安(中央)にサプライズで歌をプレゼントする(左から)佐々木彩夏、百田夏菜子、(右から)高城れに、玉井詩織 
 花束を手にファンに別れを告げながら舞台を去る有安=幕張メッセ(撮影・出月俊成) 
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 人気アイドルグループ・ももいろクローバーZが21日、千葉県・幕張メッセでメンバー・有安杏果(22)の卒業公演「新しい青空へ」を開催した。

 この日をもって所属事務所との契約を終え、事実上の引退となる有安は「やりきったなと思ってるし、後悔はないです。すっきりした気持ち」とすがすがしい表情で、22年間の芸能生活と8年間のグループ活動に区切りをつけた。4人体制となったももクロは、初の東京ドーム公演とベスト盤の発売を発表し、新章に突入する。

 旅立つ覚悟を笑顔に込めた。最後まで涙はこぼさなかった。メンバーから花束を贈られた有安は「この8年間でやりきったなと思ってるし、後悔はないです。みんなに自慢できるくらい幸せになりたいと思います。これからも4人のことをよろしくお願いします!!」と頭を下げた。イメージカラーの緑のペンライトで染まった会場から「ありがと~!!」の声が幾重にも重なった。

 結成10周年を直前に控えてのグループ卒業と芸能界引退。日本大学芸術学部に在学中だった2年前から考えていたといい、約1年前に決断した。

 社会へと旅立つ同級生たちの姿が、背中を押した。ライブ前の囲み取材では「これからの自分の人生を考えたときに、ちょうど周りの子たちが就職して新しいスタートを切って頑張っているのを見て、自分ももっと成長するためには(と考えた時)卒業する選択肢があった」と明かした。

 ラストステージには、インフルエンザで出演できなかった2014年のNHK紅白歌合戦で着るはずだった衣装を選んだ。15日に卒業発表し、ライブを告知してから1週間足らずだったが、超満員2万9765人のモノノフ(ファン)が有安を見送った。

 4人は、涙ながらに思いを語り、有安と抱き合った。サプライズで有安のために制作した新曲「新しい青空へ」も披露。リーダーの百田夏菜子(23)は「杏果が独りでたくさん苦しんで決めた道を応援してあげるのが一番」と涙した。複雑なフォーメーションを細かくノートにメモをするのが有安の習慣だった。玉井詩織(22)は「スタッフさんにも杏果のノートを見せていたので誰も分からなくなっちゃう」と冗談めかしたが、存在の大きさは皆が痛感している。

 今後は未定。ブログも誕生日の3月15日に閉鎖される。ももクロで得たものを聞かれた有安は「どの仕事でも支えてくれる人がいるからできる。感謝と謙虚の気持ちを忘れずに生きたい」と表情を引き締めた。真面目で律義で努力家-。はちゃめちゃで陽気なイメージの強いグループの中で、静かながらも強い輝きを放った“緑”が旅立った。

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