夏木陽介さん、腎細胞がんで死去 昨年11月に発見、一時は回復も…

映画「パッセンジャー」の初日舞台あいさつを行った夏木陽介さん(2006年10月7日、東京都写真武術間ホール)
 「Gメン’75」の一場面=左から3人目が夏木陽介さん(c)東映
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 ドラマ「青春とはなんだ」「Gメン’75」などで活躍した俳優の夏木陽介(本名・阿久澤有=あくざわ・たもつ)さんが14日午前10時46分、腎細胞がんのため、都内の病院で死去したことが19日、分かった。81歳。所属事務所がFAXで発表した。葬儀・告別式は密葬で執り行う。喪主は弟の阿久澤博氏。後日、お別れの会も検討している。

 所属事務所によると、夏木さんは昨年10月に肺炎で入院した。12日後に退院するも、11月に再入院し、同月29日に「胸椎のがん」が発見された。一時回復したが、27日に集中治療室に入ると意識は戻らず、今月14日に弟ら親族にみとられ息をひきとった。

 夏木さんは1958年に東宝に入社。同年、映画「美女と液体人間」でデビューした。61年に黒澤明監督「用心棒」に出演。ドラマでは65年「青春とはなんだ」、75年のTBS「Gメン’75」にも出演した。

 自動車好きとして知られ、85~86年にはドライバーとして「パリ・ダカール・ラリー」に出場した。16年9月24日に放送されたBSジャパン「今を生きる・時代の先駆者たち 高将の名言」が最後のテレビ出演だった。

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