有安杏果 ももクロ電撃引退「普通の女の子の生活を送りたい」

 ももいろクローバーZの有安杏果(22)が15日、グループの公式HPで卒業を発表した。21日の幕張メッセでのライブを最後に所属事務所の契約を終了し、芸能界を引退する。

 この日、東京・木場のデイリースポーツをメンバー全員が訪れ、超異例の生報告。HPで「普通の女の子の生活を送りたい」とつづっていた有安は、改めて「今後は完全に一般人。まったくノープランです」と爽やかに明かした。ももクロは4人で活動を続ける。

 突然の発表だった。正午、有安は公式HPに直筆メッセージをアップし「子役時代から22年間やってきた世界から一度距離を置いて、普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました」とつづった。赤ちゃんモデル時代から人生のほとんどを芸能界にささげてきた。

 ネット上でモノノフ(ファンの愛称)が騒然とする中、わずか数時間後。ももクロの5人がデイリー本社を電撃訪問し、生報告した。滞在時間は15分。熟慮の末に決断した有安は「完全に一般人になります」と笑顔だった。

 ももクロとして8年以上、活動しながら、学業を両立。昨年春には日本大学芸術学部の写真学科を卒業しており「芸能人だと思いながら生活していなかったので大学にも通ってたんですけど、芸能界ではできないこと、縛られることもあると思うので、心機一転ってことです」と率直だった。

 メンバーには、昨年暮れに引退の意向を告げた。有安の呼びかけで全員がそろい、3時間に及ぶ“ももクロ会議”を開いたという。報告を受け、最初は誰も言葉が出なかった。

 玉井詩織(22)は「そのときには杏果の意思は固まっていたので、寂しかったし、5人でやっていきたい気持ちもあったんですけど、杏果の人生だから杏果の判断が正しいと受け入れました」と説明。残りの3人も神妙な表情でうなずいた。

 21日のラストライブ「新しい青空へ」の詳細は未発表だが、有安がフォーカスされるのは確実。「21日が終わるまでは今のことに集中したい」と表情を引き締め、今後は家事やアロマ検定への挑戦など白紙の状態から自分の道を見つけていくという。

 ももクロは5月で結成10周年を迎える。夏には大規模公演の開催を予告しており、リーダーの百田夏菜子(23)は「これまで培ってきたものを4人でしっかりやっていきたい。10年続けられたことをみんなに感謝しながらやっていけたらいいな」と前を向いた。佐々木彩夏(21)も「急な報告で混乱したり、どうなっちゃうんだろうと思っている方もいると思うんですけど、みなさんもモノノフのままでいてほしいなと思います」と呼びかけた。

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