宝塚歌劇団月組トップ娘役・愛希れいか退団 17年ぶりの異例の娘役主演舞台も決定

 宝塚歌劇団は15日、月組トップ娘役の愛希(まなき)れいかが退団することを発表した。11月18日の東京宝塚劇場公演「エリザベート-愛と死の輪舞-」の千秋楽が最後となる。

 愛希は2009年初舞台。当初は男役だったが、11年5月に娘役に転向。12年に龍真咲(りゅう・まさき)の相手役とトップ娘役に就任した。16年、龍の退団後は珠城(たまき)りょうと組み、歌・ダンス・芝居と三拍子そろったスケールの大きな娘役として活躍。「グランドホテル」(17年)で演出した世界的な演出家トミー・チューン氏からも高く評価され、言葉の壁がなければブロードウエーにも立てると太鼓判を押された。

 そんな愛希にふさわしく、娘役としては異例のバウホール主演公演「愛聖女(サントダムール)」(7月1日~7日)も決定。トップ娘役の主演は、2002年に退団した月影瞳の「Over The Moon」(01年)以来となる。

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