デヴィ夫人怒り心頭 元経理担当、裁判で横領認める

 タレントのデヴィ夫人(77)が代表を務める芸能事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」(東京)の運営費を着服したとして、業務上横領罪に問われた事務所の元経理担当辻村秀一郎被告(60)は11日、東京地裁(大川隆男裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。

 起訴状によると、2015年6~7月に事務所名義の預金口座から計356万円を引き出したほか、16年3月にも60万円を出金し、いずれも着服したとしている。

 事務所によると、辻村被告は11年2月、税理士事務所から派遣され経理を担当。デヴィ夫人が16年9月、税理士に資産運用の相談をした際に不正が発覚した。2億7000万円がなくなっていると訴えている。

 この日、デヴィ夫人は裁判を傍聴。閉廷後、「盗っ人たけだけしいという感じ」と憤慨した様子だった。

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