ビートたけし（７０）が２９日にＴＢＳ系で放送された「ニュースキャスター　超豪華！芸能ニュースランキング２０１７決定版」（後９・００）に出演し、ダウンタウン松本人志（５４）について「レベルはおいらより上」と芸人としての松本の能力を認めた。しかし、映画監督としては「ちょっと下手」「当たってない」と厳しく評価した。

　「たけしに聞きたいこと」を街頭アンケートで調査。その中に、松本をどう思うかという声があった。番組スタッフが尋ねるとたけしは「あれはよく天才だって言われてるけど世代が違うんで…」と言葉を選び、「松本くんたちはわれわれを見て育ってきたから、レベルはおいらより上だと思うけどね。いい感覚してると思う」と松本の“芸人”としての能力を高く評価した。

　その上でたけしは「ただ」と付け加え、「映画はちょっと下手だなと思うんだけど」と笑った。

　たけしは「映画が下手なのか、俺がついて行けないのか。あと、一般の人もついて行けないのか。当たってないんで」と松本の監督作品が興行的に成功していないことを指摘。

　「でも、もしかしたらあと何年かして、松本人志が作った映画はすごかったって時代が来るかもしれない」と将来の評価には含みをもたせた。続けてたけしは「その時は俺の感覚が違ってたんだと思うだけ。でも、その時はたぶん俺はくたばってると思うからいないと思う。今のとこあんまりそんな心配はしてないけど」と評価が変わるとしてもかなり先だとの考えを示した。