「バケモノの子」細田監督の新作は4歳男児が主人公 海外57カ国での公開も決定

 細田守監督の新作アニメ映画「未来のミライ」
 新作の製作を発表した細田守監督=東京・日比谷の東宝
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 「サマーウォーズ」(09年)、「バケモノの子」(15年)などを手がけた細田守監督(50)が13日、都内で行われた「2018年東宝配給作品ラインナップ発表」後に会見し、新作アニメ映画「未来のミライ」(18年7月20日公開)の製作を発表した。

 同作は妹が生まれたばかりの甘えん坊の4歳の男の子・くんちゃんが主人公。自我のはっきりしない子供を主人公にするのはアニメといえど、困難が伴うそうで、細田監督は「なかなかありえないことなんです。『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんが5歳、『となりのトトロ』のメイちゃんがギリギリ4歳ですから」と語った。

 子供を主人公にしたのは、細田監督に5歳の長男と2歳の長女がいることがきっかけだった。「彼らのリアクションを見てると、世の中って面白い、豊潤なものがあふれてるんだなって感じるんです。子供目線で面白い世界を共有できたらと思ったんです」と説明した。

 映画は、くんちゃんが、未来からやってきた成長した妹・ミライと出会い、家族の歴史を巡る時間の旅に出る冒険物語。「サマー-」で大家族を、「おおかみこどもの雨と雪」(12年)で母を、「バケモノ-」で父を描いた細田監督が、今作ではきょうだいを描く形となる。

 同作はまだ完成前ながら、今年の「カンヌ国際映画祭」で海外セールスに掛けられ、すでに57カ国での公開が決定している。ジワジワと知名度を上げつつある細田ブランドに、海外からも大きな期待が寄せられている。

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