お笑いコンビ・インパルスの堤下敦（４０）が２７日午前、横浜市内で乗用車を運転中、ごみ収集車に追突。収集車に乗車していた２人に軽傷を負わせていたことが分かった。神奈川県警神奈川署は、自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで捜査している。

　堤下は今年６月、睡眠導入剤を服用して車を運転し、都内の道路で運転席に意識もうろうとした状態でいるところを発見された。意識不明状態で約２キロを走行したことも明らかになり、会見で謝罪。“危険運転”からわずか４カ月後の事故とあって、当面は活動を自粛するとみられる。２８日に相方・板倉俊之（３９）とのコンビで予定されていた群馬・桐生大学の学園祭への出演は急きょ中止になった。

　捜査関係者によると、現場は片側２車線で見通しの良い直線道路。赤信号で停止していたごみ収集車の後部に、堤下の運転する車が衝突した。堤下は「自分の不注意で事故を起こしたことは間違いない」と供述しているという。

　６月の会見で堤下は「自分の判断で睡眠薬を飲んでしまったのがすべての原因。認識が甘かった」と頭を下げた。人身、物損事故を起こしていなかったことで「反省はたくさんしているんですが、対人、対物といった、僕以外のものを傷つけなかったのは不幸中の幸いだと思う」と話していた。

　６月の運転トラブルを鑑み、堤下はこの日、神奈川署内で尿検査と血液検査を受けたという。所属事務所は、検査の結果を待って、対応することを検討しているという。