【藤田平氏の眼】阪神の守備位置変更は打撃に影響出る、メンバー固定を DHはやはり一発の怖さがある大砲を
阪神のドラフト1位・立石正広内野手がプロ初の三塁で先発出場となったのが、5月24日の東京ドーム・巨人戦だった。以後、それまで全試合で三塁だった佐藤輝明が右翼へ、森下翔太は右翼から左翼に守備位置が変更となった。デイリースポーツ評論家の藤田平氏が「安定した戦い方はできない」と懸念を述べた。
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最近の試合を見ていると、選手をコロコロ変えすぎている。どのチームにも言えるが、メンバーを固定できないと、安定した戦い方はできない。
今季序盤、固定できていなかったのは遊撃と左翼だけだった。近本がケガした後の中堅は高寺で収まっているが、新人の立石が出てくると、佐藤輝が右翼、森下は左翼に回るようになった。立石の左翼守備に不安が見られたことで現状の形になったのだろうが、それなら立石はファームでも三塁を練習させるべきだった。
佐藤輝は昨年三塁でゴールデングラブを獲り、今年は三冠王も狙える。右翼をすんなり受け入れているのか、本人の気持ちは分からないが、守備位置の変更は打撃にも影響が出てくるものだ。
打線で言えば、DHはここまで福島、嶋村、ディベイニーを起用した。ディベイニーはもともと守り重視の遊撃で獲った選手で、打撃は物足りない。やはり一発の怖さがある大砲を置きたい。
今後の交流戦は西武、オリックス、ソフトバンクと、パ上位3球団との試合を残しており、楽天も苦手にしている。打線はパ投手の速いストレートをいかに打ち崩すか。昨年の交流戦はセ球団が軒並み負け越したが、今年はヤクルト、巨人がいい位置にいる。昨年と同じような結果になるかは分からない。ライバルがチームを立て直してくる中で、阪神もふんどしを締め直してもらいたい。
