台風で河川氾濫中に「当選バンザ~イ」 放送の選挙特番に苦情殺到

 衆院選の開票が行われた22日夜から23日未明にかけて、台風21号による川の氾濫など被害が発生する中、深夜になってもテレビ各局が選挙報道主体で放送を継続したことに、ネットでは「台風情報やって」「情報がなく不安」「川が氾濫してる時に、当選者のバンザイはもういいって」と訴える、悲鳴や苦情の投稿が殺到した。

 テレビ各局は22日はフジテレビを除き、午後8時前から選挙特番を放送。画面横で台風情報を流すなどしたが、NHKも大勢判明した後も、深夜までおおむね選挙報道に軸足を置いた放送だった。

 一方で関西では危険水域に達していた大和川の氾濫情報も伝えられ、深夜にはツイッターの投稿ワードも一気に台風関連の用語が上位を占めた。

 このためテレビの選挙報道に対し「大勢が判明している選挙より、台風情報をやって」「いつまで選挙報道やっているんだ」「情報がなくて不安すぎる」「怖い」「逆にテレビつけてるほうが不安になる」と怒りや不安の声であふれかえった。

 選挙と台風が重なったうえ、夜間の台風情報の収集には時間が必要だったとみられるが、選挙の大勢判明後も接戦区の結果を伝えるなどした報道には「避難指示出てる時に万歳するな」「川が氾濫してる時にバンザイ」「万歳を視聴者に見せる意味が分からない」と批判投稿が殺到した。

 NHKは日付が変わった時間帯から徐々に台風情報にシフトし、午前2時頃からは台風情報一色となった。これに「やっと台風情報来た」「助かりました」との安堵や感謝の投稿も増え始めた。

 ただし、23日になっても「そこまでする選挙特番は必要か」「考え直したほうがいい」と指摘する声が相次いでいる。

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