橋爪遼被告に懲役1年6月求刑 麻薬等取締法違反容疑で不起訴の前歴あった

東京地裁に入る橋爪遼被告=東京地裁(撮影・棚橋慶太)
東京地裁に入る橋爪遼被告(右から3人目)=東京地裁(撮影・棚橋慶太)
東京地裁前に集まった報道陣=東京地裁(撮影・棚橋慶太)
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 知人宅で覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反罪に問われた、俳優・橋爪功(76)の息子で俳優の橋爪遼被告(30)の初公判が20日、東京地裁で行われ、即日結審した。検察側は「規範意識が鈍磨し、再犯の恐れが大きい」として、懲役1年6月を求刑した。判決公判は11月13日に東京地裁で行われる。

 黒のスーツに黒のネクタイ姿で、足早に法廷内に入った橋爪被告は、傍聴席に向けて深々と一礼。裁判官からの質問に「今は無職です」などと答え、罪状認否では「間違いありません」と起訴内容を認めた上で、「関係者の皆さんにご迷惑をお掛けしてしまったことを、本当に反省しています」と述べた。

 起訴状によると、橋爪被告は今年6月2日ごろ、埼玉県新座市内の男性宅で覚せい剤を使用したとされており、遅くとも2011年ごろには覚醒剤の使用を開始していたという。また、橋爪被告には麻薬等取締法違反容疑の前歴があったが、嫌疑不十分により不起訴となっていたことも明らかになった。

 橋爪被告は事件当日、インターネットを通じて一緒に覚醒剤を使用する相手を探しており、男性がその書き込みに応じたことから出会い、初対面の男性に現金2万円を渡して、覚醒剤を注射してもらったという。男性は別の覚醒剤事件の容疑で捜査員に張り込まれており、自宅前で橋爪容疑者と職務質問を受けた際、覚醒剤の所持と使用を認めた。男性は、別の場所でも橋爪被告と覚醒剤を使用する予定だったと供述したという。

 橋爪被告は裁判中も落ち着いた様子で、常に無表情。弁護人から証拠の資料を見せてもらうなどしていた。覚醒剤については「二度と手をつけることはありません。今回、初めて逮捕され、関係者の皆さんに本当にご迷惑をお掛けしてしまいましたから」と発言したが、検察官から具体的に覚醒剤から手を切る方法を問われると「二度としない、そう思っています」と話すにとどまった。

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