東京ロマンチカの三條正人さん告別式 鶴岡雅義が弔辞「そちらでたくさん歌って」
5日にマントル細胞リンパ腫で亡くなったコーラスグループ「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のメーンボーカル・三條正人さん(享年74)の葬儀・告別式が10日、東京・宝仙寺で、しめやかに営まれ、錦野旦(68)、宮路オサム(71)、土田早苗(68)、山本みどり(59)ら600人が参列した。
グループ唯一のオリジナルメンバーとなったリーダーの鶴岡雅義(84)が「『安らかに眠ってください』とは言いません。そちらでたくさん歌ってください」と弔辞をささげた。
妻で女優の香山美子(73)は「こんなにたくさんの方にお見送りいただき、私の夫は悔しいながらも、最後のステージを飾ってくださったこと、感謝してると思います」と気丈に喪主あいさつ。
「まだまだ歌ってほしかった。聞きたかった。でも、それはかないません。歌は永遠に残ります。愛してお楽しみいただけたら、三條正人は本望でしょう」と涙声で訴えた。
代表曲「小樽のひとよ」が流れる中、出棺を迎えて、三條さんは天国へと向かった。