石坂浩二、「犬神家の一族」秘話を明かす 「合わない」と金田一役をちゅうちょ
俳優の石坂浩二(76)が23日放送のTBS系「サワコの朝」に出演し、角川映画第1作「犬神家の一族」で名探偵・金田一耕助を初めて演じた時の秘話を打ち明けた。
石坂は映画の大スターだった片岡千恵蔵さんが演じた「ダブルの背広を着て、ピッとピストルを構えて、デンデンと撃つ金田一」という先入観があり、市川崑監督から最初に電話をもらった時、「僕、ちょっと合わない思います」とちゅうちょしたと告白。
市川監督に「それは大間違いだ。ちゃんと原作を読みなさい。原作を読んだらもう1回電話をするから」としかられ、急いで原作を買って読むと確かに金田一が和服を着ている描写があったという。
市川監督は「衣装さんが着せるんじゃなくて自分で着なさい」と指示。だらしなくするためで、結果、独特のヨレヨレの着方ができあがったという。