野際陽子さん、遺作で酸素吸入器を使っていた…石坂浩二が明かす 病気も告白

 俳優の石坂浩二(76)が23日放送のTBS系「サワコの朝」に出演し、今年6月13日に肺腺がんのため81歳で亡くなった女優の野際陽子さんとの最後の共演について明かした。

 現在、放送されているテレビ朝日系帯ドラマ「やすらぎの郷」に石坂は主演しているが、同作は野際さんの遺作にもなった。

 石坂は「ご自分でおっしゃってたんで」と、野際さんが病を打ち明けていたことを説明。「最後の方はそこに酸素吸入(器)がいる。1日か2日だけですけどね。ちょっと(芝居を)やったら、(酸素吸入を)やらないとちょっと苦しそうな感じで。それで入院されて10日もしないうちに亡くなっちゃった…いや、そんなことない。もうちょっとあったかな」と、死の直前まで仕事を続けていた野際さんの女優魂を証言した。

 入院してすぐの死は「全然思ってません」と、予想外だったという。

 また、「野際さんとお芝居できたってこと、本当に楽しかったですね。リハーサルやって、野際さんが長いセリフをざーっとおっしゃって、『もっとこういう気持ちがあるんじゃないの?』とかってその裏の話を自分で勝手に作って。こうかもしれない、そうかもしれない、そうそう、そういうふうにやりましょうよって話になってやったんですけど、よく考えるとわれわれ2人しか分からないんですよ。2人で作っちゃったことですからね。それが楽しかったんですよ。そういうことができるようになって」と、野際さんと2人で役作りに励んでいたことを楽しそうに振り返っていた。

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