ローリングストーン誌 身売り ネットの普及で販売部数、広告収入が減少

 大衆文化や音楽、政治といった幅広いテーマを扱い、米国を代表する雑誌の一つとして知られる「ローリングストーン」が、経営悪化を受け、身売りすることになった。米紙ニューヨーク・タイムズが18日、同誌の売却計画に関する経営者のインタビュー記事を掲載した。

 同誌は1967年、ヤン・ウェナー氏(71)が創刊。反体制文化などを伝える雑誌として第2次大戦後に生まれた「ベビーブーマー」世代の人気を集めた。掲載されるヒットチャートも信頼が高い。現在はウェナー氏とその家族が経営する企業が親会社となっている。日本版もある。

 2000年代にインターネットの普及に伴って販売部数や広告収入が減少。資金繰りに困った親会社は昨年、株式の49%を4千万ドル(約44億円)でシンガポール企業に手放した。

 ウェナー氏は同紙に「ローリングストーンの使命を理解し、潤沢な資金を持つ買い手に売りたい」と話した。

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