前川清効果?故郷・長崎の特殊詐欺等被害が広報大使就任で大幅に減少

 歌手・前川清(69)が2016年から故郷・長崎県の特殊詐欺等被害防止広報大使に就任して啓発CMなどに登場したことで、同県のオレオレ詐欺などの同被害が件数、金額ともに減少していたことが10日、分かった。

 長崎県警の関係者によると、同県の平成27年度の特殊詐欺被害は150件で、被害金額は4億5000万円だったのが、前川がCM、ポスター、チラシに登場した翌28年度は、被害は96件で被害金額も1億3000万と大幅に減少したという。

 同県警は、特に目立つ高齢者の被害を未然に防ぐ取り組みとして、自宅へ直接電話をかけて訴えるなどさまざまな形を展開していたが、被害が深刻なことから「高齢者になじみ深い人物で、インパクトがあり訴える力がある方」として、前川を起用して啓発を展開。本来ほのぼのした雰囲気の前川だが、CMではかなり強い口調で被害防止を訴えてきた。

 効果が現れたことに、同県警関係者は「さまざまな取り組みもありますが、前川さんの訴える力によるところも大きい」と分析。大使起用を継続することを決定し、先週7日からは新たなバージョンのCM、ポスターの展開が始まった。

 故郷のために!とノーギャラで一肌脱いだ前川は、今回の出演効果に「故郷の皆さんに少しでもお役に立てたのなら、良かったです」と喜んでいる。

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