橋本市議、27日深夜に進退決断へ…自民神戸が辞職勧告 辞職か反論か

 政務活動費約720万円を支出した政策チラシの架空発注疑惑に揺れる神戸市議・橋本健氏(37)に対し、所属する自民党・神戸市議員団が事実上の辞職勧告を行ったことが27日、分かった。同市議団は、一連の疑惑を覆す明確な証拠が示せない限り、議員の職を辞するべきとの見解で一致。現在、橋本氏に最終判断を求めており、回答期限を27日深夜に設定した。

 同市議団の安達和彦団長は同日、デイリースポーツの取材に、28日午前に市議会の代表者会議が行われるとし「全ての結論は代表者会議でご報告させていただく」とした。

 同市議団の関係者によると、橋本氏は一連の疑惑に対し一部反論したい意向を持っているもようだという。

 ただし、26日には橋本氏が政策チラシのデザインを依頼したと説明していた神戸市の業者が、代理人弁護士を通じ、橋本氏から疑惑を否定するよう指示され、口裏合わせを求めるかのような「想定問答」がメールで送られてきたとし、その全文を公表した。

 関係者によると、これらの動きを受け、同市議団では「現状のままでは橋本氏をかばうことはできない」との見解で一致。橋本氏に対し、疑惑を全面的に覆す証拠を示しての反論を行うか、潔く身を引くかの決断を迫り、27日中に「確たる最終判断」を示すよう求めたという。

 市議会の他会派は、橋本氏の疑惑解明に向け、百条委員会設置を求めている。自民は30日に開会する定例市会の議会混乱を避けるため、橋本氏に早期の決断を求めた。

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