5代目桂三木助、先代の自殺が入門のきっかけ「あの事件で自分の道を決心」

 落語協会の新真打昇進披露会見が24日、都内で行われ、9月に5代目桂三木助を襲名する桂三木男(33)、2代目古今亭志ん五を襲名する古今亭志ん八(42)、柳亭こみち(年齢非公表)の新真打が出席した。

 三木男は名人とうたわれた三代目桂三木助を祖父に、タレントとしても幅広く活躍していた四代目桂三木助を叔父にもつ。四代目三木助は2001年1月に、43歳の若さで自殺。以来、16年ぶりの名跡復活となる。

 三木男は襲名に関して「うれしい反面、いいのかな…という不安もあります。落語家になって、一番悩みました」と心境を吐露。その上で、自殺した叔父については「私は落語家の家に生まれましたけど、強制的な部分は一切なく、落語を聞くきっかけになったのが、叔父が亡くなったことでした」とし、「それまでは普通の学生生活を送っておりまして、叔父が亡くなったのをきっかけに、どういうことをやってたんだろうと思い、祖父の『芝浜』を聞いたんです。あの事件で、自分の新しい道の決心をすることになった」と、落語家になったきっかけが先代の死だったことを明かした。

 また、今後については「叔父は二つ目のころからマスコミに出てましたが、私は3代目の祖父のように、落語をしっかり身につけてから、叔父のようなこともやってみたい。あまり急がず、一歩一歩歩んでいきたいと思っています」と、まずは落語に集中する意欲を示した。

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