小三治、休養前最後の高座も爆笑締め「大惨事じゃないよ。小三治ですよ」

 落語家の柳家小三治(77)が19日、長野県佐久市内で行われた落語会「柳家小三治・柳家三三 親子会」に出演。今月中に予定している頸椎(けいつい)の手術前の、最後の高座を務め上げた。

 今春から腕などが動きにくくなる症状が表れており、検査の結果、頸椎に異常が見つかっていたが、この日は元気いっぱい。洒落(しゃれ)者として名高い小三治らしく、パナマ帽をかぶり薄緑のメガネを掛け、さっそうと姿を見せると、関係者に向けて「小三治ですよ。大惨事じゃないよ」とジョークも口にしながら会場入りした。

 高座でも、評判の高いマクラで観客を爆笑の渦に巻き込むと、得意ネタの「小言念仏」を披露。40分あまりの熱演で、体調の影響はまったく感じさせなかった。終演後は本紙などの取材に応じ、「見ての通り、元気ですよ。いつもよりも元気。支離滅裂なところもあるんですけど、昔からそうだから。健全な支離滅裂。大丈夫です」と笑った。また7日の高座中には、自ら「アルツハイマーの疑いがあると診断された」と明かしていたが、この日は、同病のための薬を飲んでいるものの、患ってはいないことも語った。

 小三治は今月中に都内の病院で頸椎を手術し、9月13日に岐阜県多治見市で行う「柳家小三治・柳家三三 親子会」で復帰する予定。手術による休養という、ファンにとっては“大惨事”とも言える事態にも、小三治は「大惨事?小三治ですよ」とまたニヤリ。体調不良も笑い飛ばし、ファンに向けて完全復活を約束した。

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