“ゆりやん疑惑”のウェブ試験…手軽さの半面不正リスクも、当該LCC「参考資料」

 女性芸人・ゆりやんレトリィバァ(26)が14日、京都市内で取材に応じ、9日発売の週刊文春が報じた格安航空会社(LCC)の客室乗務員(CA)採用試験をめぐる「“替え玉”受験」疑惑を謝罪した。騒動を頭を下げてわび、先輩女性芸人に頼まれ自宅のパソコンなどで回答するウェブ英語試験を手伝ったとされることに「横で見といてと言われまして」と、採用試験だと知らなかったと説明した。

 かつて企業の採用試験は、試験会場での筆記試験が主流だったが、近年は多くの企業がパソコンで回答するウェブ試験を取り入れている。ただし、方式や目的は企業によってさまざま。

 今回、先輩女性芸人が受験したLCCの場合は、1次面接通過者が“受験”するもの。自宅などでIDとパスワードを入力して受ける方式をとっているという。

 当該LCCの広報によると、自力回答などの決まりは明記していないというが、「当然、ご本人に回答していただくもので、他人の協力を得ることは趣旨から逸脱します」とした。同社の場合は、得点による足切りなどはなく、あくまで2次面接の「参考資料」と説明。書類審査→1次面接→ウェブ試験→2次面接→採用という経緯で、テストではなく、面接重視の「人物本位」採用であるという。

 一般的には、他の企業でも英語や一般教養などをウェブ試験で課している。指定会場に集まってのPC受験型や、回答時間が設定されているケースも多いが、各自のパソコンで受験する場合などは特に、“代行”などの懸念もある。ネット上には「替え玉」に関する記述や、そのリスクを解説するHPも存在する。

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