舘ひろし 黒木VS広末の修羅場も…「男のファンタジー」とデレデレ

 俳優・舘ひろし(67)がこのほど、都内で主演映画「終わった人」(2018年公開)の撮影を行った。この日は、W主演で妻を演じる女優・黒木瞳(56)と舘が思いを寄せる広末涼子(37)が鉢合わせするシーン。板挟みになる修羅場にも、美女2人の共演に「男のファンタジーだね」と鼻の下を伸ばした。

 定年退職したエリートの悲哀を描いた作品だが、現場の舘はデレデレだ。

 黒木、広末に加えて、娘役の臼田あさ美(32)もおり「美人3人に囲まれて大変うれしいですね」と満面の笑みを見せた。

 この日撮影されたのは舘が演じる元銀行マン・田代壮介と、妻・千草(黒木)、壮介が思いを寄せるカルチャースクールの受付・浜田久里(広末)の3人がばったりと鉢合わせとなるシーン。舘がビックリして広末を見つめる演技では、テストを重ねるたびに段々と顔を近づけてしまう舘を、黒木がカットがかかった後に「パパ、近づいて行ってる」とたしなめた。ベテランぞろいの出演者陣は、軽快なやり取りで、笑いが絶えることがない。

 壮介は、久里の小悪魔的魅力にひかれ、“人生最後の恋”に落ち、千草は、それをうすうす気付きながら流しているという状況。役の上では厳しい場面だが舘は、現実でも役柄でもそれぞれに魅力的な2人の女性を「男のファンタジー」と表現した。「2人の対比が面白いんだよ」とにやり。板挟みになってうろたえる役だが「『終わった人』だけど、人生こんなに楽しいんだよっていうのを表現できれば」と現場を楽しんでいる。

 広末は舘と初共演。「プチクライマックスを楽しみました」と鉢合わせシーンについて笑顔を見せた。実は幼いころから「あぶない刑事」シリーズのファンで、走り方のまねをするなどして遊んでいたほどだった。クールなイメージを持っていたが、実際に共演してみると「印象が違っていて驚いた」という。普段はおちゃめで、演技に対しては監督と繰り返し話し合う姿勢に「謙虚さがすてきでした」と好印象だった。

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