浅田美代子、伝説の久世光彦演出を語る NG30回以上、灰皿投げられ、ひっぱたかれ…

 女優の浅田美代子(61)が22日放送のTBS系「サワコの朝」で、2006年に死去した伝説の演出家、故久世光彦さんの鬼指導を語った。

 浅田は久世さんが演出した伝説のドラマ「時間ですよ」(1970年)で大ブレーク。代表作となったドラマ「寺内貫太郎一家」(1974年)も久世さんの演出だ。

 「時間ですよ」では舞台となった銭湯「松の湯」のお手伝いさん役。久世さんには「お手伝いさんの役だから訓練する」と言われ、「ずーっとぞうきんがけをやらされた」といい、「お芝居はどうなったんだろう?」と思ったという。

 収録が始まり、「松の湯」とひと言セリフを言う登場シーンでは「ここがこれから私が働くとこなんだっていうのと、やっとたどりつけたとか、不安と安堵(あんど)と、色ーんな気持ちが混ざった『松の湯』だって言え」と久世さんが指導。

 浅田は「全然分からなくて。30何回くらいNG、やり直した。『松の湯』『違ーうっ!』、それを30何回やらされて、何がなんだか分からなくて、そんな感情もなくどうでもよくなって、色んな混ざり合って、それでOK出た。すごかった。怖かった」と、壮絶な現場を振り返った。

 浅田はこの他にも「やっぱり久世さんが一番怖かったですね。灰皿飛んで来ましたから。ピューンって円盤のように飛んでくる。(ぶつかったことも)あるある。ホントにひっぱたかれたりとか。(ほほを)パチーンって。よく漫画で星が出るじゃないですか、殴られたりひっぱたかれて。星ってホントに出るんだって。すごい怒られてた」と、久世さんの鬼指導を証言。

 とはいえ「普段はすごい仲良かったです。いつも久世さんと(樹木)希林さんと私で3人でご飯、お昼休みに食べに行ったりとか」といい、「真剣に育てようと思っててくれてたなって思う」と久世さんに感謝していた。

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