山田孝之 憧れのバットマンに…ただし「鷹の爪」ワールド
俳優の山田孝之(33)がアニメ映画「DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団」(10月21日公開)でバットマンの声優を務めることが5日、分かった。あらゆる役を演じ分けるカメレオン俳優として知られる山田に、スーパーヒーロー役という新たな引き出しが加わった。
「鷹の爪団」とは一応、世界征服をたくらんではいるものの、何をやっても失敗ばかりの秘密結社。アニメ版、劇場版以外に、さまざまなCMなどにも登場する脱力系コメディーだ。今作では世界的なヒーローを輩出している米コミックのDCエンターテイメントとの奇跡的な“格差コラボ”が実現した。
幼いころからバットマンのファンだったという山田は「うれしく思います。言いたいことをガシガシ言っていく『鷹の爪』の気持ち良さとDCスーパーヒーローズたちの東京での活躍にご期待ください」と手応えを感じている様子だった。ただ、作品そのものはまだ見ていないそうで「なんとも言えないのですが、きっと面白い作品になると思います」ときっちり脱力状態でアピールした。
以前から山田の演技力に注目していたというFROGMAN監督だが「いつかお仕事をしてみたいと思っていましたが、わたしの作風で出ていただける場もないだろう」とあきらめていたという。しかし、山田がバットマン好きだという情報を入手し「ダメもとでオファー」した結果、声優としての出演が実現した。「こんな鷹の爪のような映画で、山田さんのキャリアに傷が付かないか心配しております」と大物参戦に恐縮した。
映画はバットマン以外にもスーパーマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、アクアマン、サイボーグの6人に加え、悪役のジョーカー、ペンギン、ハーレイ・クインも登場する豪華な布陣となった。山田以外でも俳優・安田顕(43)がジョーカー、歌手で女優の知英(23)がジョーカーに心酔するハーレイ・クイン役でそれぞれ声優を務める。