仁左衛門 浴衣姿で歌舞伎ファン増やす宣言…染五郎は襲名前最後の大阪公演に気合

手締めの音頭を取る片岡仁左衛門(右から2人目)。手拍子を合わせる(左から)尾上松也、片岡孝太郎、中村時蔵(右端)=大阪市内
歌舞伎の人気俳優が船で大阪市中心部を巡り、「七月大歌舞伎」をPRする初夏の風物詩「船乗り込み」=29日午後、大阪・道頓堀
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 歌舞伎俳優が大阪市内の川を巡る初夏の風物詩「船乗り込み」が29日に開催され、浴衣姿の片岡仁左衛門(73)、市川染五郎(44)らが浪速(なにわ)の初夏を楽しんだ。

 大阪松竹座「七月大歌舞伎」(7月3日初日)の恒例行事。来年1月に十代目松本幸四郎を襲名する染五郎は、出港前のあいさつで「今回は昼、夜公演とも初役に挑戦します。染五郎として最後の松竹座公演。頑張ります」とあいさつ。昼の部「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」で団七九郎兵衛を、夜の部「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」では笹野屋三五郎を演じる。

 仁左衛門も「皆さまがリピーターになってもらえるように、夏の大阪で頑張ります」と意気込みを語った。

 天満橋から戎橋まで3・9キロを船で巡る間、沿道からは「松嶋屋!」「高麗屋!」などと声が飛んだ。最後の松竹座館前でのあいさつにも約300人が集まり、手ぬぐいまきなどの行事に大きな歓声が上がった。

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